キィィン

と、金属がぶつかる音がする。
その音は、この場にいるなりたての中忍や下忍では出せない。

なりより、先ほどまで自分達を守ってくれていた担当上忍が倒れたのだから、そんな音がするはずがないのだ。
こども達は先ほどまであてられた殺気で立てないのだから。

では、だれが・・・?




【見えるモノだけが
          真実ではない。】





「あきらめるな。」


リンとしたが声が耳に響いた。

その声は普段のあの子が出すものではない。感情がない無機質に聞こえる声。 ただ、驚いた。
今まで見ていたことがすべて否定されるよう。


「大丈夫だ。もうすぐ、オレの部下が来る。」


そう言って、私たちの方を見て、綺麗に微笑んだ。


「それまで、頑張ってくれ。」


そう言うと、あの子は、敵のいる真ん中に降り立った。

音もなく。


「ナル・・・」


みんながあの子のナルトの名前を呼ぶ前にナルトは自分の口に指をおいた。
それは、静かにと言うレクチャーだったから、私たちは黙った。


「目的は何だ?抜け忍の集団さん?」

相手は無言

「後ろについているのは?」

これにも、無言

「まぁ、返答なんて期待しちゃいなかったよ。」

そう言ってから、ナルトは動いた。
一番近くで倒れていた、アスマ先生のところまで。


「アスマ、これを飲め。」

ナルトは先生を抱えて私たちのところまできた。
来る途中に、紅先生もつれて。

「紅はまだ立てるな?なら、下忍らを守ってもらう。」


的確に止血して応急手当をする。その間にも敵は来るのだけれど、今は多分ナルトが作った結界で敵は入ってこれない。


「・・・これで、大丈夫だ。暫くすれば動ける。」


そう言って私たちをみた。


「おまえ達は大丈夫か?」


それに私たちは頷くだけ。


「そうか、なら行ってくる。カカシを拾いに」


そう言った次の瞬間にはナルトはいなかった。

カカシ先生を助けに行くまでに沢山の敵がナルトに向かっていく。ソレを見もしないで敵を地に落としていく。
それはまるで舞を踊っているかのようで見入ってしまう。


キィィン



「・・大丈夫か?意識は有るな?わかるか?おれが?」


まったく、世話が焼ける。オレが出てこなかったらどうする気だったんだ?


「・・ごめ〜んね。ナルトのことバラす形にしちゃって。」


一番の重体者が言う事じゃねぇな。


「気にすんな。今から、あっちの結界内まで戻る。それから治療だ。わかったな。」


それにはカカシは頷くだけ。まぁ、それだけ出来れば良い方だ。
普通なら意識混濁して最悪死んでる状態だしな。


まったく、何人いやがんだよ。軽く20は越えてるぞ。
目的は、旧家の子と九尾付きのオレか。




「さて、こいつにはあれしかないな。」


ナルトはカカシ先生をつれてくるなりそう言って私たちをみた。


「キモイだけだからみないほうがいい。オレはどっちでも良いが、精神的にな・・んじゃ、やるぜ。」


そう言うなり、大半は目を閉じたの。私は興味があって一瞬遅れてしまった。

それがいけなかっのよ。


目の前での光景は綺麗だけど見たくなかった。だって、ナルトはなんでもないようにカカシ先生の唇に自分のそれをあわわせていたの。
それはそれで絵になるし萌だけど・・・



「・・・っ」


私はそれから目がはなせずにいる。
よくみると、先生の顔に生気が戻ってきている気がする。



「・・・っとこんなもんか?カカシ、大丈夫か?」


ナルトは何もなかったかのように、そう言ったの。


「・・ん〜たぶんね〜」


「そうか、だがまだここで休んでいろ。」



そう言ったナルトは、立ち上がって結界の方に目線を向けた。




「・・暗部第一小隊、隊長蒼月の名において、この場にいる他国の忍を消すことを許可する。―――殺れ。」



ぴん、と張りつめた空気の中ナルトの声だけがやけに大きく聞こえた。


ナルトの声が聞こえた一瞬後には敵の中に暗部の人が3人いた。
その暗部はナルトの指示の通り敵を倒していく。


「・・・シカマル、お前も行け。」


暗部の戦闘に見入っていて一瞬反応が遅れた。

「面倒」

シカマルはそれに一言言うだけ。ナルトはそれに有無を言わせずに敵の中にシカマルを















放り投げた。






「シカマル、最近作戦立てるしかしてねーだろ?」
「あぁ」
「たまには動かねーとなまるぜ?」

シカマルはナルトと会話しながら敵を地の上に落としていく。

それを見ながらナルトはおかしそうにクックッと笑った。



+++



戦闘が始まって暫くするとその場で息をしているのは私たちと戦闘をしていた暗部だけとなった。


「・・ご苦労。後はオレがするから、お前達はさがって良い。」
「「「はっ!」」」


その声が響いた後先程までいた暗部の姿は何処にもなかった。





しばらくの沈黙


上忍はただ成り行きを見守る
下忍ズは思考がフリーズしている。


「す・・・」

「「す?」」

「すごい!!」


しばらくのフリーズの後、下忍ズはそう言って目を輝かせた。


「・・・本気か?」

そう言ったのはナルト

「記憶消すか」

といったのはシカマル

「え?」

それに驚いたのは上忍

「やだ!」

と言ったのは下忍ズ


「あー その前にキバこい。」


そう言ったのは二人同時で


「おぅ?」


シカマルはその態度にため息をナルトは苦笑を


「なんだよ?」

そう言ってナルトとシカマルの前にキバはたった。
しばらく、そんな態度のキバをみていた二人だが

「自己紹介が遅れたな」
「俺達3人は暗部だ」

「さんにん?」


下忍ズは二人のセリフに疑問をもつ。


「そ オレ、うずまきナルトこと暗部総隊長兼第一部隊隊長蒼月」
「俺 奈良シカマルこと暗部参謀兼第二部隊隊長黒耀」
「犬塚キバ 第五部隊隊長朱星」



「・・・ぇ」


再び下忍ズフリーズ
バカだと思っていた奴等が暗部
しかも二人は噂だけの人物の本人


「うっそでしょ〜」

下忍代表のようにイノが叫ぶ

「嘘じゃな〜いよ」

それに答えたのは、七班の担当上忍こと、カカシであった。

「それにね、元暗部とか言われてるけどね、俺だってれっきとした暗部なんだよね〜」
「カカシ、今それをバラスナ?馬鹿が。」

痛いほどの、殺気と視線に怖気ながらも「いいんだもん」といっているのが、痛々しい...

「ま 騙してたのは誤るが、こっちも命がかかってるんでね。」

下忍ズをみながら、ナルトは言った。

「それと、口外したらどうなるか分るよな?」
「ナルト、脅しても無理じゃないか?」

そう言って意見をするのは、キバで...
シカマルは、面倒と思い話にはノータッチである。
そういったことを思っていると、下忍ズは何かを思いついたのか、三人に意見してくる。

「オイ、ナルトお前強いんだよな?」
「私達お願いがあるの!修行つけて!」

「シカマル強かったんだね〜」

「私達に修行付けなさいよ〜!!」


「キバ、修行を、見てくれないか」

「ぁ あのね...強くなりたいの!」


丁度良い感じに、三班に一人ずつ暗部がいることで、それぞれに班の子は意見していた...。

「「時間が合ったらな」」
「それでいいのかよ!」

最初から、驚き続けだが、キバの突っ込みをスルーして続ける。

「オレ達を捕まえる事からだな。

ナルトの言葉に

「忍は俊足だしな」

シカマルの言葉に

「ま 難しいだろうぜ」

キバの言葉に

下忍ズは皆意気込んで、

「「「「「「やってやる(わよ/わ〜)」」」」」」

と、気合を入れていた。



*−*−*−*−*



真実を隠していた少年達
真実を見ない里の大人達


虚像と実像が交錯する中


子ども達は見えない真実
子ども達は見える真実を





手にする事が出来た....。



end

4000のキリ番作品...
作品の前半部分はすぐ思いついたのですけど、後半が...
と思っている内に1年がたちました...。遅くなり本当に申し訳御座いません。‖orz‖
まだ、待っておられるのか、そしてこられているのか分りませんが...私なりには
頑張りました。それでも、遅くなり、申し訳ありません...。
しかも、スレシカ×スレナルなのに雰囲気が...カカナルチック...;スレシカ*スレ
ナル.....です。
春夜様、この様なもので良ければ、お受け取り下さいませ。(駄文で申し訳ないです。)

それでは、失礼致します。。
                                              0603032230




春夜様のみお持ち帰り可能です。  











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