「ぐあぁぁ!!」

濁った悲鳴が森に響く。






















休みは必要でしょ






























「任務終了」

ボーイソプラノの声がぼそりと呟く。

途端に森は燃える。

否、森にある屍だけが燃える。






青色の炎が森の中で揺らめく。

音はしない。そこだけが音の無い空間だった。










少しするとフッと風のように青い炎が消えた。

そこには何も無く、誰もいなかった。






























「てめぇ、一気に五つも任務をやらせるってどういうことだ?あぁ?」

殺気を出して睨みながらナルトは綱手に問う。

「仕方ないんだ!こっちには大量の借金・・・任務が溜まってんだ!」

綱手は綱手で反論する。

「今何て言った?借金とか言わなかったか?!」

「き、気のせいだよ!ほらまた行ってきな!」

と馬鹿力で巻物をナルトへとぶん投げる。



「おわっ」

凄い速さで飛んできた巻物をギリギリ避ける。

巻物はそのまま壁にめり込んだ。







巻物は3つ。

ナルトはため息をつきながら巻物をとった。

全てとり終わると、壁に亀裂が入り

壁が凄い音をたてて粉々になった。


はぁとまた、ため息をつくと任務へ向かった。






























「綱手様」

すぐ後ろから酷く冷たく黒い殺気と共に声が聞こえた。

「ひ、日向?!ど、どうした?」

綱手はすぐに後ろ向きかなり動揺しながらヒナタへと問う。


「ナルト君をかなり扱き使ってませんか?」

ひどく冷たい声が綱手を襲う。

「そ、それはー・・・」

綱手は目を逸らす。

「任務10個したらナルト君と一緒に休みをくれると言ったのは何処の誰でしょうねぇー」

バンと音をたてて報告書の束を綱手の前へ置く。

「・・・・・」






「さっさと休みにしねぇと暗殺するぞ☆」

爽やかな笑みを浮かべながら言うヒナタ。

笑って言う言葉ではない・・。



「・・・分かった。ナルトが帰ってきたら2日の休みを・・・」

「2日だけ?」

ヒナタはまだ爽やかな笑みを浮かべながら綱手に問う。

「・・1週間の休みを与える」

もう綱手は冷汗だらだらだ。

「わぁ!ありがとうございます!でわ」

最後は満足そうな顔をしてヒナタは去って言った。











「・・・・・・・」

綱手は寿命が縮まったのだった。

























2人が一緒に休んでいた時はシカマルがかなり扱き使われてたらしい・・トサ。


















































〜あとがき〜
最後のトサは某小説から。
(分かる人は分かります)







無断転写転用は絶対に止めて下さい。






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